2007-08-13から1日間の記事一覧

量子電磁気学

極微の世界での高度な対称性はマクロスケールになるにつれ様々な効果により次々と破れて失われていく。標準理論のU(1)_Y x SU(2)_L 対称性は、ヒッグス粒子の真空期待値によって自発的に破れ混合する。これは同時に質量の起源でもある。電弱相互作用のゲージ…

標準理論、一般相対論 : (10^-17 m -> 宇宙)

原子核スケール以降の物理はよく確立されており、それぞれ標準理論と一般相対論にまとめられる。原子核スケール以降で働く力は4つの力のみが知られており、内3つの力(対称性)はU(1)_Y x SU(2)_L x SU(3)_cというゲージ群によって記述される。重力は一般座…

低エネルギー有効理論 : (10^-35 m -> 10^-17 m)

弦理論とわれわれの世界をつなぐのが有効理論だ。超弦理論の低エネルギー近似、すなわち原子核のようなマクロなスケールでの物理現象や基礎パラメタがどのように伝達されるかを記述する。超弦理論という極微の世界での物理は素粒子の質量や対称性の破れの程…

超弦理論、M理論 : (10^-35m)

量子重力、あるいは"究極理論"の候補として超弦理論が存在する。超弦理論には考える弦の種類や振る舞いに対して一般には許される5つのバージョンが存在し(タキオン凝縮などの手法はとりあえず考えない)、それぞれIa Ib II ヘテロE8xE8 ヘテロSO32とよばれ…

いまこそ語ろう、宇宙の全てを

しかし数式が使えないのは萎えるな。言葉だけで。M理論 : 究極理論? ↓(摂動) 超弦理論 : 10次元の理論 ↓(近似) 低エネルギー有効理論 : SYM+SuGra ↓(原子核スケール) 標準理論、一般相対性理論 :u1su2su3+GR ↓(部分群) 量子電磁気学、量子色力…