廃熱問題、究極のヒートアイランド

これほどの人口密度になると産業活動どころか、人体(100W)から出る熱量だけで惑星を暖めるのに十分です。2000万人/km^2で100W/人を仮定すれば単位面積あたりで発生する人体エネルギーは20kW/m^2になり、これは太陽光の20倍の熱フラックスになります。別に太陽がなくても、産業活動をしなくても人間だけで地上の温度を500度は上昇させることができるでしょう。キロ当たり200万人推計でもその熱量は太陽を超え、地球の都市と違って熱は周囲に逃げることはできず、宇宙空間に捨てるしかないです。完全都市惑星はたとえ中心星が死に絶えても凍らないし、無数の街灯で昼のように光り輝いています。太陽などいらんのです。

これに産業活動が加わるとヒートアイランドとかそういうレベルじゃねーぞという話。惑星全体を数百度に加熱するほどの廃熱を赤外線レーザーか何かにして収束させれば余裕で核を越えるエネルギー量に。デススターを想像させます。水か何かを加熱してロケットエンジンにすれば惑星ごと移動できそうです。