オンライン

オンライン対戦は違う。どんな初心者でも負ければレーティングを失う以上容赦なく返せないような大連鎖で叩き潰す。相手を倒すためならフェイントだろうが潰しだろうが手段を選ばないし、手心など加えない。逆にちょっとミスをすると即座に相手の刃が私の懐をえぐる事になるし、途中でわざと連鎖を止めて虚をついて殺すなんてことはもはや日常の一部だ。「今この瞬間大量のおじゃまぷよが振ってきたらどう対処するか」なんて想像もしてないような隙だらけな連鎖を組んでいるプレイヤーを相手に、折り返しのようなデリケートな部分を作っている瞬間を見計らってすかさず2〜3段送り込んで混乱させ、即座に追撃で首を切断する。そこに勝者の余裕など微塵もなく、全速力で斬りつける。

真剣勝負というよりは「私、必死だな。」といった感じ。相手の復活を恐れ、反撃を恐れ、不意打ちを警戒し、いかに隙を突いて刺すかに腐心する。相手の潰しに絶望し、主砲に蹂躙され、恐怖に怯えた新兵が無我夢中で敵兵を突き刺しているのににた状況だ。遅い人間、凝視のできない人間、対応力の無い人間から死んでいく。時には鴨にされ徹底的なリンチを受け、レーティングを収奪される。

恐れるは勝敗のみ。