MMORPGはアウトドアだと思う

いや、増田で言うべきタダの屁理屈なんだけどさ。

MMORPGの舞台はリアルワールドの外にある別世界だし、物理的にもドアの外にあるどこの国ともしれないサーバー上なわけだよ。すべての活動をインドアとアウトドアに分類した場合、MMORPGをアウトドアに分類するような基準はあるのではないかと。

ネットはインドア活動に分類される傾向にあるけど、少なくとも一部は内面へと志向するインドアとは逆の方向にある。ええ、内面へと云々は勝手に作った自分定義だけどね。別にMMORPGに限らなくてもMMOFPSとかMixiとかケータイといった、外に向けて意識が広がった活動は結構ある。

例えば町中のカフェや電車の中でケータイを弄っているのってインドア的なのだろうか、それともアウトドア的なのだろうか。肉体は家の外にあり、意識はさらに場の外にあるコミュニティへと切り離されている。私は海外のADSLも通っていないような未開の地で、1日中ネットをしていたことがあるけど、これってインドア?通勤電車は家の外だけどアウトドアに分類してもいいのかな。車内がインドアだというのなら、ドライブはインドアだろうよ。

  1. 古典論:屋内での活動か屋外での活動か
  2. 意識論:内面への志向か外的世界への志向か
  3. 状況論:日常世界での活動か非日常世界での活動か。
    (通学・デスクワーク) vs (山・海・仮想世界)

一般にアウトドアとされる天体観測:一度だけ「すばる望遠鏡」で遊んだことがあるけど、あれってデータとにらめっこしながら建物の中で書いてきたマクロをぽちぽち実行しているだけだよ。意識論的には宇宙という究極の外界へ繋がろうとするアウトドアだけど、古典論的には屋内なのでインドア、寒いし空気が薄い非日常的世界なので状況論的にはアウトドア。

ネットの中にインドア的な部分とアウトドア的な部分があるのか、もしくは古典的インドア/アウトドアの二分律の外、第三の分類として区分できる何か。室内でできることと外で出来る事の境界が融解していること、人間が物理的に存在している場所と意識の存在している場所の乖離、それらが旧来のインドア/アウトドア二項対立では存在し得なかった活動ジャンルを生み出しているとかいう適当な戯れ言をでっち上げてみた。