欧米戦争:小惑星とNico Marquardt君をとりまくポリティクス

13歳のドイツ人少年 Nico Marquardtが科学コンテストで、人工衛星との衝突を考慮した場合、小惑星Apophisが1/450で衝突することを指摘(NASAの計算では1/45000)。

ESA(ヨーロッパ天文台)がニコ君の計算が正しいと認定、「13歳にNASAの間違いが指摘される」と欧州メディアで報道。

ESAの発言にNASAブチキレ。猛反論を開始 (欧州 vs 米国の大陸間戦争の様相を呈してくる)

ニコ君、なぜか大人の政治に巻き込まれてしょんぼり←(いまここ)


2029年4月13日に地球に衝突する可能性が指摘されている、小惑星Apophisだがアカデミックポリティクスではすでに衝突の舞台となっているようだ。子供を山車に周囲の大人が大戦争というのはどうなんだろう。可哀想なのは、NASAにマジ反論される羽目になったニコ君だ。面白い成果をだした少年なのに弾幕の矢面とはね。

13歳少年がNASAの計算の誤り訂正、小惑星が地球に衝突する確率で
地球に最接近する小惑星アポフィス(Apophis)が地球に衝突する確率について、ドイツ人の13歳の少年が米航空宇宙局(NASA)の計算の誤りを指摘し修正した。

 15日の地元紙によると、NASAは以前この確率を「4万5000分の1」とはじき出していたが、ニコ・マルクワルト(Nico Marquardt)君はアポフィスが人工衛星と衝突した場合の影響も含めて計算した結果、「450分の1」というはるかに高い確率を算出した。これについて欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)は、ニコ君の数字の方が正しいとの判定を下したのだ。