風船おじさん

Priest missing on balloon flight - BBC NEWS

BBCでブラジルの神父が寄付金集めのため、風船で19時間の世界記録を破るため飛び立って行方不明との話を聞く。日本だとかなり昔に「風船おじさん」の事例があり、「無茶しやがって」という感じかもしれないが、風船での飛行チャレンジ自体は世界的にそれほど珍しい話ではない。風船は気球よりも制御が難しいため困難な冒険になるし、数自体が少ないが、速度記録や距離の記録が幾つか存在する。

風船おじさんの調律

風船おじさんの調律

風船おじさんとなると、この本が外せないだろう。メディアでは人騒がせで無謀な変人として(行方不明になった後も)扱われていた彼だが、もちろん家族がいて、本人や周囲には結構いろいろな思いや人間模様が錯綜している。

娘が音楽関係の仕事をしているのはそれなりに有名(↓)。
Making a good sound living 〜音楽浴推進実行委員会〜

実はこの“風船おじさん”私の父なのです正確に言えば、血のつながりはありません。でも、父と母は高校の同窓生で、最初は学校や友人のために動き回っているお人好しな父を母は「すごい人だな〜」と思っていた程度だったらしく、その後、母の運転手になってくれたり(今で言うアッシー君!)母の最初の結婚式で録音係をしたり、その後、私が生まれた時にも見に来てくれたり…二人の友人としての歴史は長く、だから何の違和感もなく家族になりました。父親というより仲間っていう感じ。お騒がせというイメージの強い“風船おじさん”の本当の飛行目的を伝えてくれるメディアはなく、一昨年、母が一大決心をして父のことを本にしました。