映画「フィクサー」

誰かと新宿に映画を見に行く。筋バレやネタバレはつまらないので基本的に予習はしないし、タイトルすら忘れていたが、先方のチョイスならハズレは無いだろうと信頼することにして、何も考えずにOKを出す。

フィクサー」とは字幕では”もみ消し屋”と訳されていたが、悪徳弁護士とか示談屋と似て非なる日本語には無い微妙なニュアンスの言葉のようだ。とりあえず、社会派サスペンスに分類されるらしい。

外面とは裏腹に職責に押しつぶされつつある法務部長、立場と原告との間で苦しみ良心の呵責に耐えられなくなった顧問弁護士、彼の友人で経済状況とやりがいに不安を抱えるフィクサー(同法律事務所の弁護士)。多国籍企業U・ノース社が抱える集団訴訟の被告側を舞台にストーリーは展開する。