具体的に鰻の消費をどう制限するか

鰻の危機的な状況が叫ばれて久しい。稚魚の漁獲高は激減し、絶滅すらささやかれている。その原因は様々に言われているが、禁漁ないし消費を大幅に絞るべき状況であることは言をまたない。有志が自主的に食べないだけでは不十分な状況であり、より広く強制力のある抑制が必要だ。

では具体的にどうすればいいだろう。

鰻専門店は生活のすべてがかかっているからある程度しかたないとして、コンビニやスーパーや外食チェーンといった鰻なしでも経営が成り立つ所でカジュアルに消費される分は削り落としたい。

業者あたりの扱い上限

たとえば一事業者につき販売できる鰻は年間XXXkgまでという制限を課すとどうだろう。小さな鰻屋なら問題ないが、全国チェーンで何千店舗とある業者だと一店舗あたり年間数百グラムに扱いを制限され意味のある商品展開ができなくなる。しかし鰻を扱うスタッフだけを個人事業主とするなど、抜け道があるかもしれない。

鰻取り扱い免許

鰻の提供に関してX年の修行や定期的な技術認定といった鰻一筋でやっている職人以外では維持困難な免許を導入するのはどうだろう。すくなくとも素人が片手間に取れる代物でなくすことで全国チェーンの個々の店舗で取り扱う敷居をあげることができる。

鰻保護税

消費を減らすには高額の税をかけてしまえばいい。たとえば『鰻を0.1g以上含む商品に1000円の税を掛ける』といった手法だ。専門店は2500円が3500円になっても凌げるかもしれないが、スーパーの切り身が800円から1800円、コンビニの鰻おにぎりが200円から1200円になったら、商品化を断念するところもでるだろう。

徴収した税は完全養殖の研究や河川の保護に使うなどの用途が考えられる

最後に

わたしは法律や食に関して素人なので発想に抜け道や不具合がたくさんあるだろう。他の人や専門的にやってきた方々の意見が知りたい。