残業化社会

世の中には「残業せざるを得ない職場の雰囲気」というものが存在しているようだが、研究者の世界ではどうだろう。学内を見渡せば世間に劣らず遅くまで研究をしている光景が見受けられる。例えば、既に午前1時を周ろうとしているのにこの瞬間研究室のM1は誰一人帰っていないようだ。

帰らないと気まずいというよりは、研究をすればするほど新しい仕事が出てくるので、これもやってからといっている内に遅くなるという状況がとりあえずある。研究はタスクの上限が無いため総労働量勝負になることが多い。「午前3時ぐらいが一番捗るよね。」という意見には半分同意。

上を差し置いて一人だけ勝手に帰ると気まずいというのは多少はあるだろう。また、上司が帰っても帰らない理由には逆に上がいないから気楽というものある。

いずれにせよ研究者は泊まってナンボという保守的な考えはこの業界にかなり浸透している。