超弦理論、M理論 : (10^-35m)

量子重力、あるいは"究極理論"の候補として超弦理論が存在する。超弦理論には考える弦の種類や振る舞いに対して一般には許される5つのバージョンが存在し(タキオン凝縮などの手法はとりあえず考えない)、それぞれIa Ib II ヘテロE8xE8 ヘテロSO32とよばれる。ヘテロ紐は右回りが10次元、左回りは26次元というかわった紐であり、差分の16次元を適当にコンパクト化したものをゲージ自由度とみなすことができる。16次元で標準的な要請を満たす群はE8xE8 およびSO32のみであり、精力的な研究が続けられている。この巨大な対称性は確認されたすべての素粒子と力を受け入れるだけの十分な容量を有している。

各々の弦理論は11次元で定義された共通理論の極限であることがわかっており、その体系はM理論と呼ばれる。M理論の候補としては行列模型などが知られている。超弦理論は様々な双対性で繋がっており、互いに関連している。