慣性質量

m\vec{a}=\vec{f}

物体の加速度は物体に加えられた力に比例し質量に反比例する。

多分、最初に知るのがこの式で表される概念。私の周りの変態達は物心ついたときにma=fだったようだが、慣性の法則としての質量は一般に中学校の理科や高校物理で習う。歴史的には様々な形而上学的な思索や実証の積み重ねを通して確立した概念だが、現代では恐らく入試問題集を解いている過程で身体化する概念だろう。

「重さ≠質量」だとか、「慣性」の概念だとか、運動エネルギーの"公式"だとか、高校物理の様々な場所で質量mは登場し、それらが現代理系人の質量イメージの胎盤となっている。