作用関数の一部としての質量(一般相対性理論)

 S=\int d^4x \sqrt{-g} L_m + \alpha R

物理法則は一般座標変換に対して不変である。これにより適当なスカラー曲率Rをラグラジアンに加えることができ、これを重力項と呼ぶ。質量は作用関数を辺分する事によって得られるエネルギー運動量テンソルの中に暗示的に含まれる指標である。

残念なことに、物理屋しか住んでいない。ある程度の基準というか専門課程を潜り抜けた上でしか到達しないため、セレクション効果によりあまりイメージする質量概念に幅はなさそうだが、この豊穣な概念世界はあまりにも広大で電話厚の本がかけてしまうくらいなので"習熟度"(という表現を使うのは気が進まないが)にかなりの差はある。重力場の話とか局所保存量としてのエネルギーとか、固有質量と有効重力質量の関係など、時空や重力との絡みで質量に関する示唆に富んだ視点を与えてくれる。

圧力が重力を生んだり、加速度が光を生成したりするんだぜ。