アポロ計画に保険を掛けたいのですが

とある場所に遊びに行ったおり保険屋に捕まったのだが、何故か素粒子について突っ込んだ質問をされた。

そのまま話しても「はぁ、そうですか。」にしかならないだろうと思って、専門内容を噛み砕いて説明しようと大衆本にそった組み立てで適当にはじめるも、理論の完備性やつくばのとある研究機構の実験装置の現況などについて聞かれるなど、相手にかなりの予備知識があってビビった。「あれ?何をしに来たのだろう私は。」その後は本来の目的はどこへやら、時系列解析を肴に少し談笑する。もちろん本来の話題が追いやられたわけではない。意外に社会(?)でも話のネタやとっかかりになるんだね。

数理科学系の院卒とのことで、数学トークから始まる人間関係が大学や教育機関の外にも存在するというのは、初めてではないが久しぶりに新鮮だった。状況によっては、この手のネタや教養は対理系社会人のコミュニケーション・プロトコルとして活用しうることが確認できたことは記憶しておく必要があるだろう。

具体的には言わないが特定ジャンルのソフトで特定の人たちが打ち溶け合えるように、自然科学ネタも人類の何割かの世界の人たちには受けるようだ。ただ、外側にはある程度の奇異視や無関心が広がっていることを忘れることが自殺行為であることにも留意する必要はある。とかんなんとか。