物理的に不可能

よく期限までに仕上げることは物理的に不可能というが、リアルに物理的に不可能というのはどういう状況だろうね。

  1. 〆切は昨日である。--->だが、高速回転するカー・ブラックホールを用いればタイムマシンが・・・?
  2. プランクスケールにより禁止される。--->10^-60cmの試作機を明日までに作れとか?
  3. 観測可能な宇宙の全エネルギー/情報を投入しても足りないほどの仕事-->経済的に不可能よりも少し大変そう。

認識論的に不可能なことよりは制約が多いとはいえ、物理的に不可能なことってよほどのことだろうね。倫理的に「不可能」なこと並には制約がないのだが。

上司「プレゼンで使うからグラハム数の10進法表示をプリントして今日の午後までにもってこい」
部下「部長、全宇宙の原子を使っても足りません。」
上司「少しは頭を使え、ブラックホールエントロピーでも何でも使ってなんとかしろ。」
部下「それでもだいぶ足りないです。」
上司「じゃぁ、宇宙膨張を加速させろ。昼までに情報を納められるだけの領域を確保しろ。」
部下「そんな無茶な・・・。」

みたいな状況ですかね。まぁ、単純な4次元時空の計算に依る限りでは、観測可能な宇宙のホログラフィックなエントロピーは10^200を超えない訳ですし、物理的に非常に困難な情報処理ぐらいはあるでしょうね。