ブラックホール生成:2008年8月8日、日本時間午前0時に地球は滅んだそうで

衝突実験は先の話だけど、やたらとLHCで検索があるのでお祭があることに気づく。どうも、ジュネーブあたりの胡散臭くて危険な実験が世界を破滅させるらしい。なんでも10京ケルビンのプチビックバンを再現してブラックホールを作るとかなんとか。

いいなー、終末論にはちょっとした魔力がある。2000年問題の時はバーカと言われつつも、新年を迎える瞬間にはドキドキした私がいる。何か甘く酸味があって懐かしい。

こういうお祭を見ていると、別に、誰かを騙すつもりはないけど、私はLHCのスポークスマンでも弁護士でもないので、適当に論文や文献を引っ張ってきて「ブラックホールこんなに危ないよ」的なネタエントリーを書いてみたいと少し思った。

一応、ブラックホール屋とは縁浅からぬものがあるし、一見それっぽく見えてデタラメ記事をケシカランと誰かが思えばつっこんでくれるかもしれない*1

インジェクションは9/10への延期ということだが(7月中にはそんな噂が出ていたけど)、遅延は日常茶飯事だし既に10年は遅れているので、また延期されるかもしれない。主リングにビームを入れてからの調整作業やコリジョンまでのスケジュールを考えるとMBHの生成はもう少し後になる。年末〜年明けくらい?順調にいけば10月といったところだろう。早ければ今年中に世界崩壊がみれるかも知れない。

フルパワーの14TeVでのRUNはコイルクエンチの問題で来年まで不可能なのでwktkはまだまだつづく。今年中に10TeVは行くらしいけどね。

ところで、宇宙兵器として見た場合コストパフォーマンスよすぎ、空母より安いんだぜこれ。支配下の惑星に一基ずつLHCを設置して反乱を起こした瞬間に起爆ですね、わかります。

*1:誰もが簡単に突っ込めるレベルにするつもりは今のところない。