たった1個登録するだけで消化不良になるRSSについて


RSSが消化できなくなるには何百何千と購読する必要はない。たった1個しかRSSを購読していなくても、消化できなくなることはあるものだ。毎日、何百というアイテムを吐くフィード、一つ一つが重いフィードの類だ。私が購読しているRSSの中ではこの3つが特に重い。一つ登録しただけで未消化の記事を探し回る必要はなくなるだろう。

  1. arXiv : 一発一発が鈍器で殴ったように重い上に、弾数まで多い最強のRSSだ。今日投稿されたばかりのホットな世界中の論文がすべてあなたの元に届く。社会人が新聞を読むがごとく、プレプリを読むのは研究者の嗜み。タイトルぐらいは目を通すと研究の"今"を追っている気になれるだろう。用法と用量を守って、健康に留意しつつ1日30本以下になるようにしよう。1日10本論文を消化したらちょっとした怪物になれる。
  2. 海外ニュースサイト : 英語である上に記事を乱射するRSSはおしなべて負荷が高い。フランス語やチャイ語になるとさらに重い。これは専ら私の語学能力の低さによるものだ。情報の多角化を意図して登録はしてみたものの、畢竟消化が面倒になる典型が英文系ニュースサイトだ。多少は読むけどさ、何百と配信されても消化できないよ。日本のニュースサイトでも毎日100記事以上吐くサイトは多く、もっと絞るか小分けにしたものが欲しいところだ。
  3. はてな新着 : なんという蟻の大群、ブログ新着配信系はマシンガン系の極北に位置するRSSだ。更新されたはてなダイアリーが届くという。フォルダつくって隔離しないと、他のフィードが、泥流に押し流される小石のごとく、完全に水没することになる。何で登録したのか今ではさっぱり分からないが、はてなにはこんなタイトルの日記あるんだと眺める程度にはいいかもしれない。

ちなみに、頻度という点ではtwitterは記事数こそ多いものの消化にかかる時間は少ない。