植物界に関する雑感というか、論文読書

分類学といえばリンネから始まった不毛な審美趣味の連鎖であるが、今もまだ続いている。というか大量の遺伝子データが公開されるようになった今だからこそ。

植物界といえば色素体の一次共生を避けて通ることは出来ないが、それについて非常に興味深い研究が出ている。我々は一次共生のテリトリーをもうすこし広く考える必要があるかもしれない。

Nozaki et al. (2003) The phylogenetic position of red algae revealed by multiple nuclear genes from mitochondria-containing eukaryotes and an alternative hypothesis on the origin of plastids. J. Mol. Evol. 56: 485-497.