少し前の話になるが

今から1億6000万年ほど前、直径170km程の小惑星が衝突破砕によって40kmの破片(298 Baptistina)を代表とした現在Baptistina族と呼ばれている小惑星の一群を作り出した。破片は拡散し、ここ1億年ほどの隕石衝突頻度を上昇させている。

幾つかの破片は月や地球に衝突した。その内の一つが1億800万年前に月のティコクレーターを形成した張本人であり、また別のものは6500万年前に恐竜を襲った直径10kmの小惑星であるという説が注目を集めている。