翼ある接続
無線LANルータを導入した。プライベートIPという血の縛鎖と引き換えに、自宅周辺のどこでもワイヤードできる環境が整った。すでに大学研究室周辺や欧州某研究機関周辺は無線ネットワークが完備されているので、私の近傍集合では第2食堂二階某が電車の中に次いで最強のネット未開地となったわけだが、あそこに無線LANルータを設置するのは政治的に難しい情勢なので微妙なところだ。
ルータに設定を押し付けたことにより他のOS環境でも簡単に接続できるようになったことも大きい。自分の部屋にあるPCはデスクトップが1台にノートが2台、加えてデスクトップはマルチブートなのでこの部屋にはいくつもの環境が混在している。いちいち接続設定をする手間も削減された。
人々は有形の物質ケーブルから解放され、空間を満たす無形のU1ゲージの鎖にワイヤードされる。