無敵の超物質に期待される物性

  1. 超物質なんだから機械的応力に対する耐性は恐ろしく高くないと話しにならない。捩れ応力や剪断力、いろいろな応力に対して驚異的な性能を示す必要がある。
  2. 融点は高い。融点と弾性の間にはそれなりの相関。原子やクラスター間の結合効率がよいことから基本的に高いとみていいだろう。簡単に解けるようならレーザーだけで切れる。
  3. 音速はすさまじく速い。要求される剛性から察するに光速に近くなることもあるだろう。衝撃が減衰しないで反響するので、物質自体は健在かもしれないがアブソーバーになる中の人や機材にダメージが集中する可能性はある。
  4. 熱伝導率は異常に高い。ダイヤモンドに代表されるように一様で剛性の高い物質は熱伝導率が高いことが多い。熱伝導は格子振動のつたわる速さであり、超物質内で熱が局所的に貯まることは避けられるが、中の人の丸焦げを示唆する。そもそも温度など表面蒸発でも無い限り放っておけばいつかは外気と同じ温度に。
  5. 放射線に対しては無敵では無い。どんなに理想的な結合を用いても、元素が換わってしまえば意味が無い。もし、放射線に対しても無敵にしたければ「原子以外」の何かでつくる必要がある。
  6. 化学耐性は高くしたいが難しいだろう。ていうか電気陰性度いくつよ。電子を引きも押しもしない不活性ガスみたいな物質は原子内で閉じているので基本的に硬くない。超物質は尋常ならざる力で相互作用している以上、電子にとっては魅力的な餌となる可能性が高い。表面近傍の特性によるが、恐らく何らかのコーティングが必要、そしてそのコーティングの強度は・・・(以下略
  7. 透磁率/誘電率/ヒステリシス。この辺のパラメタってどう振っても悲惨なことができるような。強力な電磁パルスで中の機材が(ry