ノーベル平和賞

IPCCとゴアか・・・。科学賞じゃないからと大目に見る向きもあるようだが、なんというかフリーダムだな。(*)

ノーベル賞の設立理念という点では形式上最も重要な賞だが、一番適当な賞のように見られることも多い。アメリカ政府とノルウェー政府の関係も多少気になるところではあるが、最も選考に神経を使う賞のひとつであることも確か。あらゆる思惑が渦巻く中、この結論に達するまで選考委員会がどれだけの労力を費やしたかは考えるまでもない。


(*)一応、IPCCの報告はほかのどんな与太話よりも信頼している。参加国間や事務局等で様々な思惑や力が働いているのは確かだろうが、その綿密さや議論の量は他の比ではなく、我々が考えうるほとんどの影響因子を考慮している。CO2説をどう捉えるにせよ、これを読まずして地球温暖化について議論することは不可能だし、読んでいない人間が語るなど片腹痛い。